「大イワナ!」 と聞き
釣り師が、心踊らないわけがない!
昔から、渓流等の雑誌には出てくるのだが
実際には、なかなか・・・・
「昔は、大きいのがいっぱい釣れた!」 なんて話はよく聞く。
しかし、釣れる場所は、すっごい山奥だったり・・・
手の届かない存在なのか!?

今シーズンも尺イワナを釣るのが精一杯・・・
そんな私のブログを見ていてくれる
”天然釣人” さんから
天のお声がかかった。
大イワナがいるところに、連れて行ってくれるとのことだ!
私は、もちろん二つ返事(笑)
初めての沢、不安と期待が入り混じる。
タックル・ライン・フライ・ザイル・カラビナ・ハーネス・ハーケン
大イワナを釣るのも大事だが
命を落としてしまえば元も子もない!
意外と小心者で、石橋を叩いて渡るタイプなのか!?
そして、その日はついに来た!

沢へのアプローチも、ボートでしか人を寄せ付けない山奥
”秘境” とは、まさにこのことだ!
沢の流れ込みまで、送っていただき
天然釣人さんとは、いったん離れ
単独で遡行開始!

夢の様で、興奮が収まらない(笑)
当然、気合も入りまくり!!!
そして
初めての沢に降り立つ!
地図上でイメージはしていたが
思っていた以上に水量もあり、ゴルジュ系のキツイ地形だ!
遡行してしばらくすると、両側は切り立ち
先の見えない、クネったゴルジュ地帯が行く手を阻む・・・
(写真では、たいしたことないように見えるのだが)

へつり!? ・・・・ぜんぜん無理!
泳ぐか!? 先が見えないので、きついなぁ~
高巻く!? 右? 左?
あなたなら、どうしますか?
ルートをイメージし、高巻きに決定!
って、それしか突破できなそうなので仕方なく(汗)
渓流遡行で最もキケンな高巻。
が、フル装備の道具が安心感を与えてくれる!
数十メートル進むのに、1時間位費やしただろうか?

無事に、沢へと降り立つことが出来た!
が、しょっぱなからの高巻き・・・
この先、いったいどんな難所が待ち受けているのだろうか?
不安が押し寄せると同時に、コレだけキツイ場所は普通の釣人は入らない!?
大イワナがいる!! と、期待が高まる。
しかし、そう簡単にはいかないもの。
一息つく間もなく
次から次へと・・・・
ゴルジュの連続(汗)

渓流では見たことのないような
大きな魚影も確認できた。
間違いなく、求めていた
「大イワナだ!」
しかし、口を使ってくれないようだ・・・
時間が短いので、1淵に1~3回くらいキャストし
次の淵へと遡行を繰り返す。
ゴルジュ系の沢は、そんなに魚影は濃くないもの。
それでも、数匹何とかキャッチできた!

余裕の尺越え!
だが、小さく見えてしまう・・・・
こんなもんじゃ~ない!
更に、奥へ奥へと

まだ、残雪が
その先は、どうなっているのか?
また、ゴルジュ!?
それとも、滝つぼ!?
そんなことの繰り返しで

あっという間に、3時・・・
待ち合わせ時刻は、4時!
残然ながら、ここでストップ・フィッシュ!
1時間で戻らないと、心配させてしまう。
ここからは、お得意の猛ダッシュ!?

多く走れるところは少なく、泳ぎになってしまう(笑)
滝つぼだって、考えてる暇はなし!
一気に
ドッッポ~ン!!! 
流行のキャニオリング!? って言うのかなぁ~?
ギリギリ・セーフ!(笑)
いやぁ~ かなりスリリングでしたが
マジおもしろかったぁ~!(笑)
そんでもって、撤収!
いったん町まで戻り、冷えた体を温泉で温め
夜は、 ”天然釣人”さんが、鍋を作ってくれました!

本格的キッチン!
遊びなれてますねぇ~!?
今宵は
天然釣人さん特製キムチ鍋!!!
マジ! うまっ!
明日も、がんばるぞぉ~!
そして、釣りの話は尽きることなく、夜は更けていきました。